「ことば」

言葉の使い方って難しい。
育児、広告、友達付き合い・・・
LINEにFB、色んなネットツールが多い世の中
言葉の使い方で誤解も生まれる。
そんな日々あふれている「ことば」を色々と考えてみる。

植物成分100%

化粧品や健康食品などで見かける「植物成分100%」「植物由来成分100%」
これが悪いという訳ではないが・・・
この文句に信頼を感じる方は多いはず。
うまいな~と感じた表現に「有効成分の100%が植物性」
何だかとってもお肌によさそうな化粧品~と思いましたか?
もちろん良いものではあるのでしょうが・・・
何がうまい表現だと思いますか?
この化粧品の成分全てが植物性で出来てると感じる方もいたのでは?
「有効成分の~」という事は極端な例でいえば、25mプールいっぱいの水に
たった1滴の有効成分(植物性のコラーゲンとか)を入れたものを「有効成分の100%が植物性」と
うたってもウソではないという事。
ちなみに植物にも「におい」はだいたいあるので、「無香料」と「無臭」も勘違いされがち。
植物性の有効成分がたっぷり入っていれば、その植物の香りがするのが当たり前。
色も同様。
100%のトマトジュースが無色透明で無臭ではないはず。
でも100%トマトジュースは100%植物性。
「成分の100%が有効な植物性」と「有効成分の100%が植物性」では
同じようで全く違う商品であるという事です。